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Instagramだけで十分?ホームページは必要?小さなお店の使い分けと判断基準

毎週Instagramを更新していて、写真も投稿も欠かさない。それでも、「料金はどこに載っていますか?」「ホームページはありますか?」と聞かれることが、意外と少なくありません。

一方で、Instagramだけで予約もほぼ埋まっていて、これといって困っていない、というお店もあります。

同じように「Instagramで発信しているお店」でも、この二つでは、ホームページの必要度はまったく同じではありません。

この記事では、Instagramとホームページ、それぞれが得意なことの違いを踏まえながら、「自分のお店・事業にはホームページが必要かどうか」を、自分で判断できるようになるための考え方を紹介します。

先に一つだけお伝えしておくと、この記事は「ホームページを作りましょう」という記事ではありません。Instagramだけで十分な場合もあれば、少し別のWeb上の受け皿を足した方がよい場合もあります。どちらが正解というものではなく、今のご自身の状況に合わせて考えていただければと思います。

こんな方におすすめの記事です

  • Instagramで発信しているが、ホームページも必要かどうか迷っている
  • Instagramとホームページ、何がどう違うのか正直よく分かっていない
  • ホームページ制作にお金をかける価値があるのか判断したい
  • 今のInstagram運用で、本当にお客様に必要な情報が届いているか少し不安がある
  • 何から整えればいいのか、相談先が分からない

一つでも当てはまる方は、この記事を読み進めることで、ご自身の場合にどちらが必要か、判断する手がかりが見つかるはずです。

Instagramをやっていても、ホームページが必要とは限らない

まず先にお伝えしたいのは、「事業をしているなら、ホームページは絶対に必要」というわけではない、ということです。

例えば、Instagramで商品の雰囲気を見てもらい、Googleマップなどで場所や営業時間を確認してもらえれば、そのまま来店・ご予約につながっている、というお店もあります。こうした場合、無理に本格的なホームページを追加しなくても、今の流れで大きく困らないでしょう。

一方で、Instagramの投稿には料金や予約方法もきちんと載せているつもりなのに、「どこに書いてありますか?」と同じ質問を何度も受ける、というケースもあります。この場合は、情報自体はあっても、初めての方が見つけにくい状態になっている可能性があります。

同じように毎週Instagramを更新していても、この二つでは、ホームページを足す必要度がまったく違います。

今の導線でお客様が困っていないなら、無理にホームページを増やす必要はありません。

大切なのは、「ホームページがあるかどうか」ではなく、今のInstagramやGoogleマップなどの組み合わせで、お客様が迷わず必要な情報にたどり着けているかどうかです。続いて、Instagramとホームページ、それぞれが得意なことの違いを見ていきます。

nstagramとホームページは、そもそも得意なことが違う

Instagramとホームページは、どちらが上ではなく役割が違います。

Instagramは日々の発信や雰囲気を伝え、ホームページはサービスや料金などの情報を整理して見せるという役割の違いを示した図解

ここからは、Instagramとホームページ、それぞれがどんな役割を得意としているのかを、もう少し詳しく見ていきます。

Instagramが得意なのは「知ってもらう・雰囲気を伝える」

Instagramは、写真や動画を通じて、今の様子や雰囲気をそのまま伝えやすいメディアです。新商品や日々の仕事の様子、お店の空気感などを発信することで、投稿を見た人に人柄やお店の雰囲気が伝わりやすくなります。また、継続的に投稿することで、フォローしてくれている方との接点を保ちやすいという特徴もあります。

もちろん、業種や運用の仕方によって向き不向きはありますが、「今、何をしているか」「どんな雰囲気のお店か」を伝えることにかけては、Instagramに分があると言えるでしょう。

ホームページが得意なのは「必要な情報を整理して置いておく」

一方、ホームページは、サービス内容や料金、店舗情報などを整理してまとめておくことを得意としています。投稿のように時間とともに流れていくことがないため、初めてページを訪れた方でも、必要な情報を自分のペースで順番に確認しやすくなります。

また、お店の名前やサービス名で検索した方が、最初にたどり着く確認先になりやすいのもホームページの特徴です。ただし、ホームページを作ったからといって、それだけで検索結果の上位に表示されるとは限りません。あくまで、情報を整理して置いておく場所として得意、という意味です。

Instagramが「今の雰囲気を伝える」場所だとすれば、ホームページは「詳しく確認してもらう」場所。どちらが優れているというより、担っている役割そのものが違います。

Instagramだけで足りているかは「お客様が迷っていないか」で考える

ここまで、Instagramとホームページ、それぞれの一般的な役割の違いを見てきました。ここからは、実際にご自身のお店や事業に当てはめて考えていきます。

判断のポイントは、店側が「載せているかどうか」ではなく、お客様側が「見つけられているかどうか」です。

私自身、Instagramのハイライトに営業時間やメニュー、地図などをまとめている事業者の投稿を見かけることがよくあります。
情報自体はきちんと載っているのですが、実際にそれを確認しようとすると、目的の情報を探すのに少し手間を感じることがあります。

DMを問い合わせ窓口にしているお店では、まだやり取りをしたことのない相手にいきなり連絡すること自体に、少し身構えてしまうこともあり、実際に「DMでしか聞けないなら、今回は別のところを探そう」と離れてしまった経験もあります。
公式LINEだけが最初の接点になっている場合も、登録した瞬間につながってしまう感じがして、身構えてしまうことがあります。

問い合わせをする前に、まずは自分のペースで情報を見て、自分の中で納得してから連絡したい。私と同じように、問い合わせる前に情報を確認して、納得してから連絡したい方もいると思います。「情報が載っている」ことと、「問い合わせる前に安心して確認できる」ことは、必ずしも同じではありません。

ご自身のInstagramやその他の媒体が、今のお客様にとってどうなっているか、以下の点を確認してみてください。

  • 営業時間・定休日がすぐに分かるか
  • サービスやメニューの全体像が分かるか
  • 料金が分かるか
  • 予約・問い合わせの方法が分かるか
  • 初めての方が「何をしているお店・人か」を理解できるか
  • 店名や屋号で検索した方が、確認できる場所があるか
  • DMで同じ質問に何度も答えていないか

判断したいのは「ホームページがあるか」ではなく、お客様が必要な情報へたどり着けるかです。

ここで当てはまる項目があったとしても、それがそのまま「ホームページが必須」という意味にはなりません。続いて、Instagramだけでも困らないケースを見ていきます。

nstagramだけでも困らないケース

すべてのお店にホームページが必要というわけではありません。
以下のような状態であれば、今すぐホームページを足さなくても、大きく困らないでしょう。

  • メニューや料金など、説明が必要な情報がそれほど多くない
  • Instagramと、Googleビジネスプロフィールなど他の媒体で、必要な情報がひととおり揃っている
  • 予約や問い合わせまで、お客様が迷わず進めている
  • 紹介やリピーターが中心で、検索してから詳しく比較検討されることがほとんどない
  • 同じ質問が繰り返し来るということが、今のところあまりない
  • 今の更新のペースを、無理なく続けられている

例えば、予約制ではない店舗で、Instagramで雰囲気を、Googleマップで場所や営業時間を確認できていて、来店までお客様が迷っていないようなケースです。
こうした場合は、Web上の受け皿を無理に増やさなくても、今の形で十分に役割を果たせていると言えます。

必要なのは媒体を増やすことではなく、今の仕組みでお客様が困らないことです。

ホームページやWeb上の受け皿を足した方がよいケース

反対に、以下のような状態が当てはまるようであれば、ホームページや、それに近いWeb上の受け皿を足すことを考えてもよいタイミングかもしれません。

  • 投稿が増えてきて、大事な情報が埋もれてしまっている
  • サービスや料金、予約条件など、説明したい情報がもともと多い
  • 「ホームページはありますか?」と聞かれることがある
  • DMで同じような説明を何度も繰り返している
  • 初めての方に、比較・検討するための材料をまとめて渡したい
  • 屋号やサービス名で検索した方に、見てもらえる場所がほしい
  • Instagramのプロフィール欄だけでは、伝えたいことを説明しきれない
  • 問い合わせをする前に、じっくり読んでもらいたい情報がある

「伝えているのに、毎回聞かれる」が増えてきたら、情報を整理して置く場所を考えるサインです。

私自身も、N2DYのホームページをまだ十分に整えられていなかった時期に、「ホームページはありますか?」と何度も聞かれ、そのたびに「そろそろ整えなければ」と感じていた経験があります。

特にWeb制作のように、仕事の内容や実績、考え方そのものを確認されやすい業種では、ホームページの必要性を強く感じる場面が多いようです。
業種によって、お客様や取引先が事前に確認したい情報の量や種類は変わるため、Instagramだけで予約までスムーズに進める業種と、実績や事業内容をじっくり確認されやすい業種とでは、同じ判断にはなりません。

法人の場合、法人口座の開設時などに、事業内容を確認する資料の一つとしてWebサイトが使われる場合もあります。ただし必要書類や審査方法は金融機関によって異なります。

すでにホームページをお持ちで、「今の内容で大丈夫か」「そろそろ見直した方がいいのか」が気になる方は、「ホームページが古いかも?見直した方がいい7つのチェックポイント」もあわせてご覧ください。

必要なのは「本格ホームページ」だけではない

ここまでの内容で、「うちはホームページを足した方がよさそうだ」と感じた方もいるかもしれません。ただし、ここで急いで「複数ページある本格的なホームページを作る」という結論に飛びつく必要はありません。

足りない役割によって、補う方法はいくつか考えられます。

今の導線で困っていないなら、まずはこのままで問題ありません。

足りていないのが場所情報や問い合わせ方法など特定の役割だけであれば、ホームページより先に、こうした媒体を整理する方が早いこともあります。

複数ページある本格的なホームページではなく、サービス内容や料金、問い合わせ方法などを1ページ程度にまとめた、小さなWeb上の受け皿を作るという方法もあります。以前、Instagram中心で活動されている事業者の方で、ホームページ側を頻繁に更新する必要がなく、ご本人も更新作業まではできない、というケースがありました。
そこで、Instagramから来た方がサービスや事業の概要を確認できる、1ページ構成の小さなホームページで対応したことがあります。Instagramの代わりを作るのではなく、Instagramだけでは置きづらい情報を整理して見せる役割を持たせる、という考え方です。

情報量が増えてきた、検索から見つけてもらいたい、複数のサービスを整理して案内したい、詳しく比較検討してもらう必要がある、といった場合は、複数ページのホームページを作ることが向いていることもあります。

どの方法が合っているかは、今の情報量や、ご自身がどこまで無理なく更新を続けられるかによって変わります。

Instagramとホームページを両方使うなら、同じことを二重に頑張らない

Instagramとホームページの両方を使う場合、「両方をきちんと更新しなければ」と思うと、それだけで負担が増えてしまいます。ですが、役割を分けて考えれば、同じ情報を両方に全部書く必要はありません。

例えば、Instagramでは新商品や日々の様子、雰囲気など「今」を伝える投稿を中心にし、ホームページ側にはサービスの詳細、料金、よくある質問、事業案内など、変わりにくい情報をまとめておく、という分け方です。
Instagramのプロフィール欄からホームページの詳しい情報へリンクし、逆にホームページからは最新の投稿が見られるようInstagramへリンクしておけば、それぞれが役割を補い合う形になります。

料金を変更したときも、ホームページ側の料金ページを更新し、Instagramでは「料金を変更しました、詳しくはホームページをご覧ください」とお知らせを投稿する、というように使い分ければ、同じ内容を何度も作り直す必要はなくなります。

両方使うときも、同じ情報を二重に作り続ける必要はありません。

迷ったら「何を作るか」より、今のお客様の動きを確認する

私は、2000年頃からWeb制作の現場を見てきました。
ホームページが集客の中心だった時期からSNSが広く使われる時期まで見てきましたが、あらためて振り返ると、自分の商品やサービスをしっかり紹介できること、投稿の流れに埋もれず情報を残しておけること、事業全体の情報をまとめて置いておけることなど、ホームページが持つ根本的な役割そのものは、実はそれほど変わっていないのかもしれない、と感じています。

変わったのは、「ホームページだけで全部をやる」という前提の方であって、情報の土台としての役割まで消えたわけではありません。
今はInstagramをはじめ、他の媒体が増えたからこそ、ホームページには「何でも載せる」のではなく、他の媒体では担いにくい役割だけを持たせればよい、とも言えます。

最後に確認していただきたいのは、「ホームページを作るかどうか」ではなく、今のお客様の動きです。

  • どこで、ご自身のお店や事業を知ってもらっているか
  • 初めての方は、どこで詳しい情報を確認しているか
  • 予約や問い合わせをする前に、何を確認していそうか
  • どこで迷ったり、質問したりされることが多いか
  • ご自身は、どのくらいなら無理なく更新を続けられそうか

ホームページを作るかどうかは、そのあとで決めれば大丈夫です。

ここまで自分で整理してみて、それでもどう判断すればよいか迷う場合だけ、一度相談してみるのも一つの方法です。

まとめ

Instagramとホームページは、どちらが上ということではなく、担っている役割が違います。
Instagramは今の雰囲気や日々の発信を伝えることが得意で、ホームページは詳しい情報を整理して置いておくことが得意です。

Instagramだけで、お客様が迷わず来店・予約までたどり着けているなら、急いで本格的なホームページを足す必要はありません。

一方で、情報が伝わりにくくなっていたり、同じ質問を繰り返し受けていたり、業種柄まとまった情報を確認されやすかったりする場合は、ホームページやそれに近いWeb上の受け皿を足す意味が出てきます。

そして、足りない役割を補う方法も、本格的なホームページだけとは限りません。GoogleビジネスプロフィールやLINEを整えるだけで足りることもあれば、1ページ程度の小さなWeb上の受け皿で十分なこともあります。

大切なのは、「何を持つべきか」ではなく、今のお客様が困っていないか、そしてご自身が無理なく続けられる形かどうかです。
一度、今のInstagramや他の媒体の使い方を、お客様の立場から眺めてみてください。

Instagramだけでいいのか迷ったら、
今のWebまわりから整理できます

ホームページを作ることが決まっていなくても大丈夫です。

今使っている
InstagramやLINE、Googleビジネスプロフィールなども含めて、
今何が足りていて、何を足すとよさそうかを一緒に整理するところから始められます。

プロフィール

たかこ(Yuihi)
たかこ(Yuihi)
Web制作歴20年以上。WordPressを中心に、小さなお店や個人事業主のホームページ制作・見直し・運用をサポートしています。
「何をしたらいいか分からない」「誰に聞けばいいか分からない」というWebまわりの悩みを、一緒に整理しながら、今あるものを活かして整えていくのが得意です。

N2DYでは、ホームページを作って終わりではなく、その後も自分で育てていける形を大切にしています。

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